オーストラリアといえば、広大な砂漠が真中にあり、マリンスポーツの盛んな国。 さめがシドニー湾で泳いでいるとか、海がエメラルドグリーンできれいとか、昔はヨーロッパの流刑地だったのは、あまり知られていないかもしれないがとか。 白豪主義とか、遊びに行く若者で賑わっているところらしい。
1994年、地球のおへそ、オーストラリアのエアーズロックの登山に挑戦。 このエアーズロックは、とにかく一才でも若いうちに登ろうと、決心して決めた。 格安航空券とホテル付きを申し込む。 ビザは自分で申請して、麻布のオーストラリア領事館に取りに行く。 少し待たされたが簡単です。 手数料はかからないから、各自申請するのが良いですよ。 ただし時間のない人は無理ね。 6ヶ月しか有効期限がないから、有効に活用しないと、ビザ代がもったいないです。
10月8日、20時30分発、ケアンズ朝4時40分着、成田でカンタス航空に乗って驚いた。 日本の20代から30代くらいの若い男女でいっぱい。 ビジネスマンなど見当たらない。 後ろの方にツアーらしきお年寄りの人が数人、どうしてこの時期、こんな若い人達が遊び歩けるのか本当に不思議です。 親のすねかじりとおぼしき若者ばかりです。 カンタス航空は、この日本の若者が乗ってくれなければ潰れますね。
機内食の時間になった。 前の座席の女ずれの若い男が思いっきり座席を倒しているので、機内食の上に座席の背もたれがかかって食べられない。 座席を戻してくれるよう頼んだが直さない。 隣に座っていた40代後半のひげを生やした恰幅のいいおじさんが、見かねて注意してくれた。
彼は座席を直したが、今度は右に左にまた前に後ろに体をゆすり、座席をガタガタ揺らす。 おかげでお茶や飲み物がこぼれそうになる。 終わるか終わらないうちにまた座席をいっぱいに倒した。
こんな公徳心のない若者のために、親は知らずにお金をだして、甘やかせているのだ。日本の将来がおかしくなるのも、目に見えているようですね。 バスで悠然とシルバーシートに腰掛けたり、足を開いて二人分のシートを占領した、ひどいものです。
4時40分、ケアンズ空港着。 エアーズロック行きのアンセット航空は、国内線で隣の飛行場、徒歩で乗り場へ。 大勢いた日本人の若者は、ケアンズのリゾート地の方らしい。 こちらには来ていない。ほっとした。 しかし朝早いので、カウンターはまだ開いていない。 空港で仮眠しようと思ったが、椅子が一人用ずつ区切られている上、冷たいプラスチック製です。 横になるところがなく、寝不足で辛い。サービス精神全然ないです。
8時35分発、オーストラリアの内陸部へ、すごい! どこまでも続く真っ赤な大地、鉄分が多いから、真っ赤になるらしい。 それにあちこちに点在する塩湖、白く光っている。 上空からでは草木は見えない。
乾き切っているように見える。 こんな所には人間はいくら広くとも住めない。 鉱物資源でもあるでしょうが、探し当てるのも大変でしょうね。 そのうちエアーズロックが見えてくる。 本当に一枚の岩石というか真っ赤な岩です。 飛行機からも大きく見える。
空港は簡単なもの、砂漠の真中にある。 ホテルしかないところ、ホテルもコテージ風の一階建て、自炊の設備もある。 しかしここではエアーズロックに登れば、あまり居てもやることなさそう。
陽に焼けるだけみたい、すごい乾燥で、ハエが水分を求めて、人間の顔や唇に群がってくる。 口を開いていると、口の中にハエが入ってる。それで網目の帽子のようなものを売っている。それを被ったら、顔がすっぽり覆われて、昔の貴婦人の前下がりみたいになって顔が隠れて良いです。 日本では蚊除けに利用できるかもね。
上 マウウト・オルガ、 右の方に竜巻が発生している。 巻き込まれたら大変と少し様子を見る。
右 マウウト・オルガ、 地上では少し潅木が生えている。 水のない大地で良く頑張っています。 次ページ