1994年、二度目の北京です。 1991年と違い随分きれいになっています。 空港から市内への道路は、随分よく整備されています。
また道路の両側の崩れそうなアパート群の後ろ側に、高層建築のアパートを至る所で作っています。 後ろにずらして、前は広い道路にするようです。
国の土地は国家の所有ですから、立ち退きは国の裁量です。 有無を言わさず、立ち退かせます。 だから整備も早いわけです。 鉄パイプの櫓の変わりに、竹を組んでいます。 彼らは裸足だから、竹の方が足にピッタリくるのでしょう。
一番下にいる作業員が、土レンガを二階にいる作業員に放り投げます。 それを三階の人に、また上の階の人に、という具合にどんどん上に投げ上げて行きます。 たくさんの土方が並んでこの仕事をするので、たちまちレンガは上まで運ばれます。 重機など使用しない人海戦術です。 なかなか頭いいと感心しました。
女性の服装がきれいになっています。 ペラペラの裏地みたいな布ですが、カラフルになっています。
お化粧はまだまだですが、若い女性に時々見かけます。 お年寄りは相変らず人民服で、化粧無しです。 公園で早朝から太極拳をやっています。
出勤時間は自転車の洪水です。 車はまだまだです。 近代的な高層ビルはありません。
上の写真、景山公園。 故宮のすぐ近くの北側にある小高い山で、煤山ともいう。 石炭が取れたからともいう。
高さ90m、故宮を守るために造ったともいう。 向こう側に見えるのが故宮です。 幾層にも巨大な屋根が続いていま。