1995年4月2日,、アムステルダム11時40分発、そのままアントワープを通り、ゲントまで行く予定の切符を買った。 その時、乗り換えるように言われた気がした。 
切符にはオランダ語で何か書いてあるが、意味不明。日本で調べた時は直通でした。 

オランダとベルギーの国境の駅に近づく。 アナウンスはオランダ語で何か言っている。不安になり近くの乗客に乗り換えるのですか?と英語で尋ねるが、このまま乗っていて大丈夫と言う。 他の人にも聞いたが、大丈夫と言う。 そのうち比較的大きな駅に着いた。 数人の乗客が何か言いながら降りたが、ほどんとの乗客はそのまま乗っている。 

個人旅行の時は回りの人の動きを察知して、素早く行動しないといけない。 それで様子を伺っていた。 どうもおかしい。 降りた乗客は同じホームに立っている。 「そうだ 降りよう」 と荷物を持って出口へ。 しかしドワはロックされてしまい、そのまま走り出した。 なんと引込み線の車庫へ。

その時、黒人の旅行者数人が大声で、「乗っている」、と窓を開けて騒ぎだした。他の乗客も大声で騒いだ。 しかし列車はそのまま車庫へ。 この時ほど英語圏の彼らが頼もしくみえたものです。 

そのうち、後からアントワープ方面へ行く電車が入ってきて、通り過ぎていく。 あれに乗り換えるのだった。 それにしてもどうしてみな乗っているのでしょう。 結局白人といってもオランダ語しか話せない人と、英語の話せない人がほどんとで、自国語しか理解できないという事ですね。降りなかった人はオランダ人でない人達。 他にも大勢乗っているからまだ心強い。 

 

 

 

そのうち列車は逆流して、今のホームへ。 みな慌てて降りるが、電車は行った後。 時刻表を見たら1時間後。 ここでまた時間の浪費、ローゼンダールという駅でした。 次の列車で何とか3時15分アントワープの町へ。

アントワープの駅は上の方の飾りがすごい。 写真にはその飾りが入っていなくて残念。 アントワープはベルギー第2の都市。 石油基地とダイヤモンド加工で、その経済力を誇っている。 15世紀ブルージュが衰退するのと、反対に繁栄した。 

右、マルクト広場。 駅から繁華街を通って、真っ直ぐ行くとこの広場。 大聖堂、市庁舎、ギルドハウスなど大勢の人達でいっぱいです。 15〜17世紀にかけて作られた、きれいな広場です。 

右の彫像は、ブラボーという1887年に造られた町のシンボル。 舟の通行料を取って、町の人々を苦しめた巨人の腕を、ブラボーが切って、川に投げ捨てたという。

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