7月1日、ティンプーを出発、ブータン第二の都市パロへ。途中のチェレラ峠へ。

チィンプーから途中の狭い山道に入るとだんだん道は険しくなり、標高はどんどん高くなる。狭いヘアピンカーブを右に左に揺られながら、登って行く。

途中農業で苦労した西岡京治さんの話と彼の奨励した農作物の話。果樹のリンゴの木、稲作、大根、胡瓜、ジャガイモなど、ブータンの人に始めは疑心暗鬼で嫌われたのが、後には農業の主とまで尊敬されるまでになる。

国で1980年ダショウの爵位の称号まで送られて、亡くなるまでブータンに尽くした。チョルテン(仏塔)まで建てられるなどの話をガイドさんがしてくれた。

標高はどんどん高くなり、晴れ間にヒマラヤの尾根が見えてくる。

左の写真、左側の雪を頂く高い山、7350mチョモラリ。その手前5500mチョウダケン。右側の黒い山はチチダケ。

晴れていて、良かったね。こんなに高く登るなど想像していなかったので、嬉しい!


チェレラ峠3800m着。「ラ」は峠という意味。高山植物のハイキング、約2時間。4100mまで続く。
森林限界地帯。自動車道路の高地点。

右の写真、峠のハイキング道から反対を見た所。

白い旗(ダルシン)があちこちに沢山立っているのは亡くなった方のための経文です。
こちらではお墓は無く、亡くなると鳥葬にする。数か月後、残った骨を拾って、まとめて、土で固めて小さな三角形の塊にして、洞穴に置いたり、川に流すといいます。合理的ですね。

数人歩いている人の背後に白い車が見えますが、乗って来た車です。

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