7月3日、帰国の日。飛行機からの写真。
右の写真、山肌を縫うように道路が出来ています。トンネルはありません。川には橋も僅かしかありません。 パロは米所で僅かな平地に水田が広がっています。下には家も密集し始めています。
7月3日パロ発11時、インドのコクカタに55分滞在、バンコック着16時、乗り継ぎ、22時10分発、成田着7月4日6時20分。無事帰国。連日好天に恵まれて最高でした。 機内泊2日、現地のホテル宿泊4日、結局4泊7日のブータン旅行です。
今回のブータン旅行で。幸福とは?最大の難問!2008年パロの飛行場が藁ぶき家屋から新装なって近代化される。道路が一車線で舗装される。TV、車、携帯が普及し始めると、自分達と違う外の世界が見えてくる。
いままでは内なる幸せ、家族、親族がみな一体となって、貧しくても味噌汁一杯を全員で分かち合い、身を寄せ合って生きてきた。それで幸せ一杯でした。
しかし欲望は人間には際限がない。車、TV、携帯、冷蔵庫、エアコン、その他いろいろの物が欲しい、もっといいものが欲しい。
人間であるがゆえに食欲、金欲、物欲、名誉欲、性欲。支配欲、と際限がなくなる。他人と比較する。周囲の者(物)と比較する。上を望めば望むほど、不幸になる。人間であるがゆえのサガではないかしらね?結局のところ結論は見つけられませんでした。
印象に残った事はタクツアン僧院へのあのトレッキングのような山登りは、今まで参加した外国旅行の中で最も厳しいものでした。エアーズロック、シギリアロック、中国の黄龍(ロープウエイの無い時代)、ブルネイの熱帯雨林登山と比較しても比較にならない位厳しかったです。良い思い出になりました。
今回のブータンは2008年以降急速にグローバル化されつつあります。国が観光客を制限したり、外国文化を入れないように制限したり、いろいろ策を講じていますが、ネットの普及は止められないでしょう。残された数少ない秘境の国ブータン。アメリカナイズされないうちに、少しでも早く訪れる事を期待しますね。
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