5月3日、早朝3時45分ホテル発。希少価値のケツァルを見学するため、移動時間に3時間かかります。
山奥に住んでいる、夜明けから朝8時頃まで活動するということで、このような時間になりました。
5時半大型バスは入山禁止。小型バスに乗り換え(22人乗り)。専門のガイドさんが同行。倍率の凄いカメラ持参。なるほど分かった。そのためツアー人数の制限があったのです。
山道は曲がりくねり急こう配急傾斜でとても危険。道路は砂利道、車のわだちの跡が深くえぐられているデコボコ道、山奥ですから仕方がないです。走る事約一時間。
現地到着7時。標高2150m。最もケツァルがいそうな場所。
父親の転勤の関係で、小学低学年時代を送った秋田県田沢湖近郊の山村によく似ています。
それらしき場所に到着すると、何と物好きな日本人の私達だけかと思ったら、白人の集団が大きなカメラを持ってあちこちに大勢いるではありませんか。
それぞれの団体がこれぞッと思う場所に集まっています。専門のガイドが現れたら連絡を取り合うようトランシーバーのような器具を持っています。
ケツァルの見学は世界的に有名らしい。このツアーだけではるばる世界から集まってくるといいます。聞いてびっくりです。
左の写真、ケツァルが大好きなリトルアボガドの木の実。この実を目当てに集まるという。
「来た!」「いる!」「見えた!」とか大きな声は禁止。人間に臆病ですぐ飛んで行っていなくなってしまうという。
ケツァルが来たら。ガイドのカメラで静かに順番で見る。全員が見終わったら、順番でカメラに収める。決して大声を出さないようにと。
何だか心臓がドキドキしますね。まるで国の重要人物並みの扱いです。飛んで来てくれますように。静かにウロウロしながら待つこと小い1時間。 次ページ