オロンゴ岬。鳥人儀式村。

ラノ、カウ山の南西側にある村跡。1960年に復元された53個の石積み住居がある。

左の写真、火口湖。水が溜まっています。30m下です。真水の無い時代は水を汲みに降りたといいます。
















鳥人の儀式。右の写真、300mの高さの崖から海へ向かい、2km離れた小島モトウ、ヌイ(写真後方に見えます)に鳥アジサシの卵を奪取するため、部族の選ばれた若者が競って泳いで取りに行きます。

小島に上陸して頭に卵を括り付けて戻ります。その卵を一番最初に自分の部族長に手渡した者の部族長が創造の神マケマケとしてあがめられます。まさに超人です。

部族間の抗争を防ぐための儀式になり、島に平和をもたらした。


西洋人達が訪れるようになると、1866年を最後に鳥人儀式は行われなくなった。



この場所は風が強く、斜めの坂道で滑り落ちそうでとても怖い。写真撮るのも命がけ。

頭に帽子が飛ばされないように結んだスカーフがあっという間に強風に飛ばされて、海の彼方に消えていきました。

私の代りに犠牲になったと思いましょう。愛用の可哀そうなスカーフです。 


左下の写真、住居跡。

このような住居で卵を暖めたのです。

いろいろな儀式(仕来たり?お祭り?)があったのです。

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