左、崩れない石組。

右、列柱廊。色鮮やかに赤や青の色彩が見られる。3500年も風化せず、当時の技術の高さを物語っている。

柱にいろいろ書いてあるらしい。判読できたらさぞ面白いでしょうね。

いろいろ発掘された細かい遺跡は、博物館に陳列されている。時間があったら訪ねたいが、限られた時間だは無理ですね。

この列柱に見とれていると、写真を撮ってあげますよ、というしぐさのエジプト人が手招きした。それでお願いしようかと思うとどんどん奥へ行く。 

この巨大な列柱の中に入ってしまうと、何となく暗くヒンヤリする。 不安になって後を振り向くと、巨大な柱が重なって見えるだけで、人影は見えないし、向こうも見通せない。 

危険! 脱兎の如くいま来た道を引き返した。 明るいところに出てほっとした。 

やはり人の姿のないところは危ない。   次ページ