ゴンダールはファシリデス帝により遷都された。標高2200mの高地。

1636年前の首都ゴラゴラでマラリアが蔓延して、人々を救うため蚊のいない高地を選んだ。Gの着く地が良いと神のお告げがあり、この地にしたという。人口27万人。

2時30分、ファシダラス帝の宮殿跡の見学。標高2300mのファジル・ケビの丘に17世紀~19世紀に200年続いた王朝時代に建てられた。

6個のお城と12か所の城門、面積7㎢、城壁の長さ900mある。城はポルトガル、フランス様式を取り入れている。エチオピアにこのようなお城が存在したことが不思議がられている。

お城が出来た当時はエチオピアは高地で鬱蒼とした密林が続き、黒い顔をした人間(お猿のような、エチオピア人には失礼)が藁ぶき屋根で暮らしていた。(人類はみなお猿が祖先です)

そこに突如ヨーロッパのお城が現れた。西洋人たちは仰天したのです。それで不思議な事が起きたと思ったのです。設計はインド人らしいという説だけ。

このお城は歴代の皇帝が自分に合ったような館を築いた。音楽の好きな帝はコンサートホールを。本の好きな帝は図書館を、馬を愛した帝は大きな厩舎をという具合に。

最も大きなお城はファシリデス王の館で、丸い4個の塔があり見張り搭。高さ32m。最上階からは64km先のタナ湖が見渡せる。一階は防御のため、2回は祈りのため、3、4階が寝室や自室。










































上の写真、お城の階段を上がった所から反対側を見た感じ。向かい側に一族のお城が見えています。

内部はインド風だったり、ヨーロッパ風の暖炉があったり、排水もしっかりある。外には貯水そうもある。2階の3個の窓からは町の教会が見え、お祈りが出来るという。

1941年ゴンダール城を占拠していたイタリア軍を追い出すためイギリス軍が爆弾を投下、門は廃墟となる。他国の文化遺産を平気で壊すのは白人の横暴ですね!  次ページ