レンヌを朝出発、列車でツールへ。途中乗り継ぎ、乗り継ぎの様子が時刻表だけでは解らず、回りの乗客に何度も尋ねた。みなの後を付いていった。今来た線路を戻る格好で不安だったが、無事ツールへ。駅前でその日のホテルを予約。日本人と見たのか一番良い室を紹介。こざっぱりとした室に小さい部屋の二個続き。 

前日のホテルで懲りたから、少しましなホテルに。しかし食欲なし、吐き気ばかり、体が持たないのでお湯だけでも飲みたいが、こういうホテルにはその設備はない。 

外国ではお湯も飲めない。スーパーで買うにしてもジュース類と水は売っている。しかしお湯やおかゆはない。参った! まる一日絶食となる。フラフラするがどうしょうもない。利きそうな薬をありったけ飲む。 

ツールの駅の中のインフォメーションで、ロワール古城巡りを申し込む。曜日により見学するお城の組み合わせが違う。しかし曜日が限られているから贅沢は言えない。ある物にするしかない。ツール地方近くを三箇所巡る午後発コースにする。

 

 



ベランドリー城。16世紀前半に建築。ロワール川とシェール川の間にある、ルネッサンス時代の様式。 お城の内部は大した展示品はない。 

お庭がすごい。700uの広さに幾何学模様の庭園。「愛する女性を表している」という意味。 噴水と池のある泉水式庭園と、野菜や果樹のある菜園の三個の庭園に分かれている。 日本の庭園と異なりシンメトリーの美しさはまた違うね。 

一時間の見学時間。 たっぷりある。日本のツアーだと、ぐるっと回って写真を撮ってバスへ。 ということだが現地のコースは長い。 くまなく歩いて堪能した。

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