ドイツの旅といえば第二次世界大戦での敗戦国。1989年ベルリンの壁が崩壊して、東西ドイツが一つになったが、今なお東は遅れていて、西は発展している。

西側の観光は昔から脚光を浴びているし、観光用に整備されている。多くの日本の観光客が出かけています。例えばハイデルブルク、ライン川下り、ローテンブルク、ロマンチック街道、ノイシュバンシュタイン城など、あまりにも有名です。今回はなぜかこの西側の南ドイツ巡りになりました。理由は最後にしましょう。

ドイツは最も安全でホテルも町も清潔、英語も通じるし鉄道も発達していて、気候も良く、個人旅行には一番適しています。 しかし夏の時期は格安航空券は余り安くなく、ホテルも当日取れるかどうか分かりません。駅で女がゴロ寝というわけにもいかず、もしかしてホテルが取れない不安と、荷物が面倒ということで、ツアーに入ることにしました。 

ところがこのツアーは南ドイツが主で知らない地名の所の訪問が多く、すごく有意義でした。 ハイデルベルグから始まってバーデン・バーデン、ローテンブルグ、ディンケルスビュー、ノイシュバンシュタイン城、 ガルミッシュ・パルテンキルヘンのツークシェピッツエ、オーストリアのインスブルック、ハル、ザルツブルグ、メルクなど、聞いたことも無い場所がたくさんあります。さあ!みなさん、ごいっしょに行きましょう。

2001年8月4日、13時30分成田発、フランクフルト着18時30分12時間のフライト、7時間の時差、日本の出入国カードは7月からない。着いてすぐバスでハイデルブルグへ。左にライン川と山の上の古城を見ながら南下、まだ明るい。

 

8月5日、ハイデルベルグ観光。朝の9時といえば、日本では午後3時。暗いうちからうろうろするが、時差のためしかたがない。ホテルは工業団地の中にあり、どこを歩いても閉まっているし、街までは遠くて出られない。 

安くもない料金なのに、夏休みだからこのときとばかり集客し、利益を上げようとするのはしかたないかな。

ハイベルベルクの町は古い大学の町。人口13万人中大学生3,3万人、ライン川支流のネッカー川沿いにある、ゲーテやショパンなどの多くの詩人や芸術家を生み出した。観光場所は旧市街に固まっている。 

町の高台にハイデルベルク城がある。フリードリッヒ館からの町の眺めは素晴らしい。 写真中央が聖霊教会。右がネッカー川に架かっているアルト橋。こじんまりとした街で徒歩で観光しても、あまり時間がかからない。

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