3日、オアフ島のアリゾナ記念館へ。 ワイキキからバスの時刻に合わせて訪れる。
1941年12月7日、日本軍183機の奇襲攻撃で、ハワイの真珠湾の米太平洋艦隊が攻撃された場所。 撃沈4隻、損傷3隻、戦死2341名、負傷1143人。
その当時1100人以上の乗組員を乗せたまま撃沈された戦艦アリゾナ号を、半分沈んだ状態で展示してある。 太平洋戦争については、歴史書に詳しくかいてあるので書きません。 そればかりではない。
左の説明のように日本軍は卑怯だ。 日本人は鬼畜だということが、随所に書いてある。 そして真珠湾を忘れるな、と。
読んでいくうちに気持ちが暗くなるばかりではない。 回りにいる人々は全部白人かそれに近い人達。 何となくこちらを見て睨んでいるみたい。 恐ろしくなってきた。 何も悪いことはしていないが、彼らが束になってかかってきたら殺される。 日本人は見当たらない。 急いで外に出る。 お昼どころでない。
帰りのバスまで、随分時間があるがバス停で待つ。 黒人の運転手が笑っている。 ちょっとほっとする。本当は駆逐艦の方まで行きたかったが、気持ち的に無理でした。
最近の案内書によると、もう少し親日的と書いてあるが、流暢な英語を話せる友人でもいれば、いっしょに訪ねられるでしょうけれど。
それにしても無謀な戦争でしたね。 ニューヨークのマンハッタンにあるエンパイアステートビルはよくご存知ですよね。 あれは1930年竣立、高さ381m、102階建て、あんな凄いビルを建てる技術のある国。
戦争勃発は1941年、日本で最も高いビルは皇居前の3階建て。 後にマッカーサーが後に本部としたビル。 そんなに力が劣っていたのですから、あのビルを見た当時の偉い政治家は、「負ける」と瞬時に思わなかったのか、不思議です。 素人の私でさえ見た途端感じました。
もっとも戦争に負けてよかったかもね。 今の時代の自由平等は、そのお陰かもしれません。 また女性の地位向上もそのためですもの。 よかったと思います。
また今回「パール・ハーバー」という題名の映画が、上映されるというニュースが入ってきた。 日系二世の方達が、反日感情を沸き起こされるものだと懸念している。
乗組員11名が亡くなったえひめ丸事故のすぐ後なので、その仕返しかのしれませんね。 日本の方が保証してもらわなければならない事故なのにね。