ムガール帝国のジャハン帝が熱愛の妃ムムターズ.マハールの死を悲しんで建てた大理石造りの廟 。

タージとはこの妃の愛称、彼女は36歳の若さで出産のためこの世を去った。1631年着工、1654年完成。

完成までに22年かかった。2万人の名工がペルシャやトルコなどから動員された。その莫大な出費が大帝国の財政を傾けさせた。
  廟は左右対称建築。中央のドームは高さ65m、台座の一辺は94m、ドームの左右には4本のミナレットがあり、高さ39m、ドームの真下には帝と妃の棺が安置されている。壁画の宝石をちりばめた象眼がみごと。  

白い大理石の回りを回って、細かい細工や建物の見事さなどしばし過去の世界へ。 愛妃のためのお墓でした。 傾いてきているミナレットがあり、保存に力をいれていると言っています。 

背後はジャムナ川に面している。遠くにアグラ城が見えている。 回廊から外を見渡したら畑、栄えた当時はすごかったのでしょう。 栄枯盛衰ですね。

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