上、石を納めている寺院。 右、現地ガイドのプタラさん。 いろいろな寺院の説明を日本語でしてくれた。
バリとはサンスクリット語で生贄を意味する。 生贄の島バリ。 バリ島そのものが神への生贄なのです。 寺院、彫刻、ガムラン音楽、すべて神へ捧げる贈り物であり、神を喜ばせたりすることにより、神に近づくことが出来ると考えられている。
ヒンズー王国ジャワ島はペジェン王朝は11世紀から栄えていた。 その後強大な勢力を誇るマジャッパイが、1343年ペジェンを滅ぼした。
マジャッパイはイスラム商人との交易によりイスラム化されて行く。 ヒンズー教はイスラム勢力に押され、バリ島に逃れてきた。 そのためバリ島に高度な文化を持ったヒンズー教の寺院が、2万個も出来た。
バリ島がジャワで培われた高度な文化が、バリに受け継がれることになったのである。 村には必ず3個の寺がある。
寺院には様式がある。
第1の門、入り口は割れ門。心を開いて入れという意味、心を割ってそのままのようにという意味。
第2の門、中庭でいくつかのシュロ拭きの屋根、お祭りの準備をする場所。
第3の門、内陣で神々が宿る神殿、全体は塀で囲まれている。