あちこち見物しているうちに時間がなくなり、頼まれたお買い物をしなくてはと思いスペイン広場へ。 ここは有名なブランド品のお店が並んでいる。それにこの広場 にはたくさんんの人が座っている。12年前に来た時はそんなに人はいなかった。やはり時代が違ってきたようです。ブランド品のお店は日本人がいっぱいで、昔と全く変わりました。
ブランド品はヨーロッパでは、黒塗りのベンツから降りてくる貴婦人が、身に付ける物といわれています。それが日本人の若いギャルが、ところかまわずぶら下げて持ち歩き、オフィス用やら買い物用やら使用するので、嫌われているといいます。
でも日本人が買えるのだから、いいではないですか? 買えない彼らが文句を言うことはないでしょう。むしろその若いギャルがどうやってそのお金を捻出したかが、問題ですよね。 おじさんに買ってもらったか、自分で働いたか、何をして働いて買ったかでしょう。
12年前のローマはちょうど出国する前日に、空港で爆弾テロがあり、ローマのホテルに缶詰になった。 翌日はアテネの観光が入っていた。しかし飛行機は全面欠航、添乗員が寝ないで電話をかけまくり、それぞれバラバラの便で、夕方までアテネに出発出来た。
その時の空港の内部は、ガラスが飛び散り、弾の跡があちこちあるのを見られた。恐ろしかった。日本なら布を被せて見えないようにしておくのに、こちらはそのようなことはしないのですね。 おかげでその日のアテネ市内観光はなくなってしまった。 こういう事件が起きた時は、添乗員付きのツアーが絶対安心です。 今回はこんなことは起こらず良かった。
またナポリ・ポンペイ観光はその当時経験したので、今回は参加しませんでした。 あの時もナポリ近郊の列車が爆破され、炎上している横を、観光バスが通るなどまだまだ物騒でした。
またナポリでは女子大生数人がイタリアの男の家に遊びに行って、強姦されたというニュース、週刊誌を賑わしていました。 それにこの女子大生達は、ツアーで自由行動の日の出来事といいます。 食事に誘われたらそういう事が付き物だと考えるべきです。集団だから安心していたのでしょうね。それにイタリアの男は女性の誘惑の仕方は絶妙です。優しくされたことのない日本の女性は、すぐ参ってしまいそうです。 気をつけてくださいね。
ヘップバーンを探してここまで来たのですが、見つかりませ どこに消えてしまったのかしら? それとも陽気なイタリアの男にさらわれたかしら? ああそうだ! 真実の口の所に行かなかったからかもね。でのもう時間がないの。帰国する時間になってしまった。 みなさん、もう一度探しに来ましょうね。 ローマは何度来ても良い所ですもの。
早くホテルに戻らなくては、スペイン広場の近くには食事を取れるようなレストランはたくさんある。夕食を済ませてタクシーに乗る。今回はローマ2泊ですが、1泊目と2泊目は違うホテル。1泊目はテルミニ駅近くのグローブス・ホテルで、まあまあだがロケーションは良い所。 2泊目のホテルは添乗員に聞いたら、「サン・ピエトロ寺院の裏の方です」と言う。 近いから安心して荷物のみ頼み、朝早くヴァチカン美術館の観光に出かけた。 帰り夕方遅く、タクシーにホテル名を言い乗る。
ところがタクシーは細かい道を抜けて、高速道路へ出るではないか。 しかも高速道路を全速力でふっとばす、 心配になって何度も方向が違うとか、ホテルの名前を言ったりしたが、「大丈夫」と言うだけ。 その時の不安と言ったらない。 荷物をしっかり抱えて逃げる体制。 しかし高速で走っているから、飛び降りるわけにもいかない。 30分くらい走ったら、前方にシェラトン・ゴルフ・ホテルが見えてきた。 何の事はない、空港近くのホテルでした。
翌日早朝の便のためのホテルだったのです。 ほっとする。 それにしても添乗員はひどすぎる。 責任を持って場所くらいちゃんと教えるべきだ。 O・Pを申し込んだ人達は、いったんこのホテルへ案内されてから出かけたので、このような不安な目には会わなかったと言う。 添乗員に言ったら、「私もよく分からなかった」と、澄まし顔。 これで添乗が勤まるのだから呆れる。
個人攻撃をするつもりはないですから、今回は添乗員の名前や写真は載せていません。旅行会社の方はこのような事が起きないよう、厳重に管理していただきたい。 外国ではまかり間違えば命取りの事故になる。 その辺のところをしっかりわきまえて、いただきたいものです。 ヨーロッパ ホーム