ムンク美術館。オスロ近郊にあるが、ここに行くのに難渋した。 地下鉄では相当歩かなくてはならないし、電車も同じ、中途半端な場所にある。

なんとか人に尋ねながらたどりつく。 いかにも現代風の建物で、2階からが入場口です。

内部はだだっ広く、ムンクの絵画は場所を広ーくとって展示してあります。

ムンクは少年時代に母を無くし、死への恐怖や苦悩、裏切り、絶望など暗い内面を見つめながら、自己の魂を描いている。

これまでは写実主義中心の印象主義の作とは、全く異なり20世紀初頭の先駆者といわれている。

主観を通して事象を表現する表現主義で、ムンクはきわめて不安定な揺れ動く心を端的に描いている。

ムンクの絵画はオスロ市に寄贈され、絵画1100点、デッサン4500点。

版画18000点はすべてムンク美術館に納められているが、500点が常時展示されている。

左の絵画、「ひかり」という題。 強烈な印象です。 大きさばかりでなく発想がすばらしいですね。

 

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