オレンジビーチ。何事も無かったような穏やかな海が広がっています。
70年前の両軍の激戦地、海が真っ赤な血で染まったということです。
このビーチは先程の写真のように海の色が遠浅で大型船が接岸出来ません。そのため小型の舟で上陸するしかありません。
日本軍はそれを利用して上陸してきたアメリカ兵を向かい打ちました。
その前にアメリカ軍は空から爆弾を雨の如く落として、島中を焼き尽くしました。日本兵が生きているとは思いもしなかったようです。日本軍はそのためにあの洞窟を掘って奥深く潜んでいたのです。
彼らにとって思いもよらないことでした。
しかし包囲されて、後方の支援も救援物資も届かなければ、自滅の道をたどります。何か月持つとかいう問題ではないでしょう。必ず終わりが来るのです。白旗を挙げて降参すれば若い命を捨てずに済んだのに!
なんと悲惨な事でしょう!
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