シンガポールは飛行機のなかった時代には西洋と東洋の海の接点でした。 この海峡を越えて貿易港として東西の交流が出来ました。

1600年代、香料の中心マラッカ海峡をイギリスは掌握して、オランダと衝突していた。1819年トーマス・ラッフルズ卿は、このジョホールの王国と交渉して割譲させる。イギリスの植民地となった。 

19世紀の中期、シンガポールは自由貿易港として発展した。1914年日本のアジア進出で、「からゆきさん」がシンガポールに出向いた。 

第二時世界大戦後は、民族の対立が激化したが、中国系とマレー系がシンガポール共和国として独立して、経済発展を遂げた。

シンガポールは淡路島位の大きさです。 国土のほどんとは沼地とジャングルです。人口は280万人強で、中国系79%、マレー系14%、インド系、パキスタン系各8%と多民族国家です。1965年独立以来シンガポリーアンとして、共通の統一国家を意識している。

少し前までは、若い女性はブランド物を買いにシンガポールから香港、タイ、韓国、そして最近はヴェトナムと流れています。 そんなはしりの時代に、シンガポールへ旅行しました。




1991年11月2日、5時40分発、23時40分シンガポール着で出かけました。時差1時間です。当時はまだ東南アジアの旅行はシンガポールか香港くらいで、しかも2名から催行。 現地ガイド付きでした。 ゴミの無い国でゴミを落とすと罰金とか、また横断歩道でないところを横切ると罰金とか、脅かされてやって来ました。 

確かに町は他の東南アジアの国に比べたら、本当にきれいです。 ゴミも落ちていません。 南国らしく南の国のお花でいっぱいです。今では日本でも当たり前にあるランのお花が随所にあります。 当時はランのお花は日本では栽培出来ず、大きな箱に入れての輸入でしたから高価な物でした。

翌日3日は午前中のみ観光付き、後は自由行動です。ホテルはオーチャード通りのダイナスティー・ホテル、中心地の良いホテルです。 あまり高い建物は見当たらないので目立ちます。 最近の旅行案内書では大型超高層ホテルの林立で、やたらと高層ホテルが多いらしい。  

最初は植物園のラン観光です。 160ha、3000種類の植物、ラン園は珍しい種類のランでいっぱいで、素晴らしいものです。   次ページ