パルミラの町はオアシスの町でB.C,3世紀からA,D3世紀まで栄えた。 272年ローマ皇帝アウレリアヌスによって滅ぼされて破壊され、砂に埋もれたしまった。 

当時はペルシャ湾からシリア砂漠を通る重要な隊商道路であった。  アラブ人が主で、東西貿易の重要な中継地で、町の繁栄と富は彼らの隊商としての活動で築いていった。 

また他の隊商の道案内人や宿を貸したり、砂漠では貴重な水を売ったりして、この町の重要な収入源でもあった。 そのためローマは特別な優遇と特権を与えていた。  

パルミラの遺跡の端の方に有るお墓から見える砦。 アラブの砦といわれている。 敵の侵入を防ぐために作られたもの。 時代はあまり古くないらしい。 

荒涼としていて日影もない。 舞い上がる砂埃と日焼防止のため顔をハンカチでおおった。 これはエジプトに行った時とても良かったので、今度も同じにした。 

 皮膚はいうにおよばず、唇もかさかさに乾くので、顔を布で覆うのは合理的なようです。 頭に巻くのも土埃と直射日光から守るのにも向いています。 昔からの生活の知恵ですね。

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