赤褐色の垂直に切り立った岩。 このような岩の上に宮殿を作ったとはどんな王様でしょうか。
この場所は古代から仏教僧達の修験場でしたが、五世紀後半カーシャパ王が空中に城を築き、11年間だけ統治した。アヌラーダプラを治めたダートウセーナ王の第一王子のカーシャパが、王を殺して位を奪った。
父王はかんばつに苦しむ民のために、広大な貯水池を建設した。 カーシャパが父王の財産を要求したとき、かれは貯水池がすべてだとそれを示した。 それを怒って部下に命じ殺してしまった。
弟のモッツガラーナの復讐を恐れて、彼はこの切り立った岩上に城を築いた。 7年かかってお城が築かれ11年住んだ。
インドに逃れた弟のモッツガラーナが軍を立て直して、カーシャパを攻め滅ぼした。 カーシャパは象に乗って戦ったが、沼地に足を取られて沈んだという。 都はアヌラダプラに戻された。
その後は打ち捨てられた。 19世紀後半イギリスの植民地時代発見された。 1500年も前の遺跡がよみがえった。
バスを降りるとおびただしい物売りと案内人の数に取り囲まれる。 それをくぐり抜けながら、バックをしっかり押さえながら、片手で吹き飛ばされそうになる帽子を押さえながら、暑いなか進むのは大変です。
始めは水路が両側にある。排水溝の役目もある、ワニが住んでいるというから要注意です。
真っ直ぐ進むと洞窟がある、木陰は涼しい。石窟寺院跡で洞窟の内部には仏陀の胸像がかすかに見える。
だんだん石段が多くなり急になって行く。
上の写真、ジャックフルーツの木。 次ページは色鮮やかな美人画です。