地下に降りて行くとさすがに涼しい。
地下の牢獄です。 カトリックの信者のサヴォア公が、ジュネーブの宗教改革者フランソワーズ・ボニヴァルがここに幽閉されていた。
彼がバイロンに詠われている「シヨン城」の囚人です。 詩を書いた爪あとが残っています。
足枷の鎖や首枷などがあります。
隣りには絞首刑の高い柱と綱があります。 前には湖の溝があり、死体はそこへ流します。 こんな仕掛けは世界中至る所にありますね。
昔訪れた時は地下牢には満潮のとき水が入ってきて、それで溺れ死んだり、寒さに耐えられずに死んだりしたと聞きましたが、現在は人道上からその話はないようです。
ロンドン塔からテームズ川へ、マニラの牢獄は海へ、リスボンのベレンの塔も海です。
右の写真、トイレです。 下は湖です。 自然浄化装置です。 人口が少なかった時代は、これで充分浄化されたのでしょう。