トプカプ宮殿を出ると、すぐ目の前のレンガ色の4本のミナレットのある寺院。
アヤソフィア大聖堂。 高さ54m、直径31mの大ドーム。
ビザンティン・ユスティニアヌス帝が537年に6年の歳月をかけて完成した。
ギリシャ正教の本山となり、ビザンティン建築の最高傑作となった。
建造には領内各地からの古代神殿や石材など使用された。 赤い斑のある柱はパールバックのアポロン神殿の物。
緑の柱はエフィソスのアルテミス神殿の物。 円屋根はロドス島で出来た軽いレンガ、というように遠くから運ばれた。
1453年メフメット二世がオスマン朝のコンスタンティノープルを征服して、ギリシャ正教の本山はモスクに改造された。 ミナレットが加えられ、さん然と輝いていたモザイクは漆喰で塗り込められた。
トルコ共和国になった後、博物館として開放した時、漆喰が剥がされた。 キリストのモザイクの痛みが激しいのはそのためです。