11月27日、エーゲ海に面しているトロイから観光です。
トルコのマルマラ海を左に見ながら、イスタンブールから西側の半島を南下、ダーダネルス海峡をフェリーで渡り、345kmのバスの旅。 海峡の船着場でお昼を取り、2時30分やっと最初の観光地トロイ着。初日から大変な旅です。
伝説のトロイの木馬で有名です。 この木馬を見たくて、今回の旅行を思い立ったのですから頑張らなくてはね。
左の写真、ダーダネルス海峡から出港したフェリー、ギルボルクの町。
伝説のお話は、トロイの王子がスパルタ王妃のヘレネの美貌に魅せられて、奪い取り自国に連れ帰った。激怒したスパルタ王が攻めかかり、戦争は10年間におよび膠着状態になった。ある時ギリシャ軍は城外に巨大な木馬を置いて撤退した。勝ったと勝利に沸いたトロイ軍は、木馬を城内に入れてお祝いに酔いしれた。寝静まった夜中に木馬内部に潜んでいた50人の兵隊が、城外で隠れていた兵を城内に導き入れて総攻撃、 トロイはあっけなく陥落、ヘレネは無事スパルタへ帰還。 ホメロスがBC800年に書いた英雄叙事詩です。
一人の女性のために、国を挙げての長期の戦争は厳しいですね。
トロイの木馬は1975年に造られた物。 木造で2階建てになっています。 内部に入れます。 2階といっても3階位の高さがあります。
ドイツ人のシュリーマンが発掘したトロイの遺跡。
シュリーマンは遺跡の発掘より、金銀財宝が埋蔵されていると信じ、財産を投げ打って発掘に精を出す。
そのため片端からありそうな場所をメチャクチャに掘って遺跡を壊した。現在は遺跡の2%しか発掘されていない、75m地下が9層になっている、一番上は25m地下。
次ページ