17時40分、早目の夕食のレストラン。

この後帰国です。22時05分発成田行き。

飛行時間7時間半。成田着、10月12日、9時55分。無事帰国です。タシケント市内の夜景。




















今回の旅行、メインはトルクメニスタンの「地獄の門」、ウズベキスタンのひ上がったアラル海の見学です。

「地獄の門」は火山のように吹き上がって燃えているのかと想像しました。
そうではなく陥没した巨大クレーターで下の方で火がメラメラと焚火のように燃えています。ちょっと想像と違いました。

アラル海は干上がった海が向こうの方に見えているのかと想像したら何と海は180kmも向こうという。ザラザラの砂地に錆びた壊れた漁船が8隻並んでいます。侘しいものでした。

トルクメニスタンは入国は恐ろしい程厳重でびっくりです。こんなに厳重にしなくても誰も入り込まないのに、と思います。思ったより天然ガスのお陰で豊かで進んだ国です。

2年前に大統領が変わってから国民のために改革を進めて国をよりよく導いています。病院も学校も無料です。最近の鉱物資源の出る国はどこも豊かです。始めに片側4車線の道路を作り両側に白亜の大理石の建物を造り、人々を移動させます。土地は国の物ですから簡単に出来るのです。スポーツ施設、図書館、教育施設にお金を使用しています。

数年前に来ていれば違ったトルクメニスタンが見られたことでしょう。

文明発祥後の紀元前の遺構が数多く残っているのに驚きました。日本では縄文、弥生時代以前の遺跡です。古過ぎて朽ち果てて土の山になっている感じです。
チグリス、ユーフラテス河とインダス河の中間地点にある中央アジアの地域は両文明発祥地に挟まれた古代文明国だったのです。そんな貴重な遺跡の見学が出来るとは考えてもいなくて、帰国後凄い遺跡を見学して来たのだと思い、改めて畏敬を感じているところです。もっと勉強して行けば見聞も広まったのに残念でした。バカだな~!。情けない。

ツアーの申し込み時、青空トイレが多いからペーパーを多めに持参という事。現地事情が劣悪で遅れた国と思い覚悟して参加しました。しかし内容は全く別です。
国土の90%が土漠で不毛の地域、バスで高速で4~5時間走っても家、ガソリンスタンド、お店、食堂の類は全く見当たりません。一つの町を出た途端、砂漠が広がります。行けども行けども土砂漠、低灌木が延々と続きます。これではトイレがあるわけない。野外で用を足すしかないのです。一昔前は傘を持参するように言われました。今回は低灌木が隠してくれました。

今回はウズベキスタンとトルクメニスタンの国境越えです。行きは北側の国境、帰りは南側の国境越え。国境を越えるのに半日以上の時間がかかります。その上緩衝地帯を数十m、重いスーツケースをデコボコ道を引きながらの移動です。飛行機で越えたらこんなに時間と労力を無駄にしないで済むのでは?と思いますが?飛行機の便がないのでしょうか?

今回の旅行の参加の20名の方々はやはり高年の方が多いです。男性7名、女性13名、夫婦2組、男性は一人参加5名、女性は一人9名、友人一組です。南は滋賀県、北は宇都宮です。都内や千葉県、横浜、埼玉の方が多く感じられました。皆さんなかなか元気一杯で楽しい旅で、ありがうございました。

今回は資料、文献の少ない国でした。旅行会社の添乗員さんの詳しい旅日記(レポート)を参考にさせて頂きました。 中央アジア、