グランド・キャニオン・ヴィレッジに着いたころには、すっかり雪で近くしか見えません。 それでも晴れることを願って、ハイキング・コースを歩く。 

左、ザーポイント。 足がすくむ思い、下の方はかすんでいて見えない。

右、グランド・ビューポイント。 同じく凄い眺めだが、雪が激しくなり、ますます見えなくなる。 

こんな時期に来たのが間違いね。 でも休みの関係でしかたない。 昼食を挟んで、その他いろいろな施設や観光ポイントを見て回る。帰りの飛行機が心配。色分けで飛行機に乗るのだが、集合時間になっても飛行機は飛びそうにない。 雪はだんだんひどくなる。 

 

小さい飛行場は乗客でいっぱいになる。 そのうちアナウンスがあり、別の色の組が乗った。残りの組は1時間後という、待ち時間に近くのシネマの見学に出かけることになる。 

1時間後待っても待っても飛行機は来ない。 だんだん暗くなるし、寒くなるし雪はひどくなる。 航空会社の説明では無理な場合はバスで帰ってもらうという、バスは5時間かかるという。 明日の朝になってしまうではないか、ショーを予約してこなくて良かった。

やっと来た飛行機は羽に雪が着いているから、それを落とさないと飛べないという、従業員が飛行機の屋根に登ってモップで落としている、このハイテクの時代になんということか、お湯は凍ってしまって役にたたないらしい。

それでも2時間待ってやっと最終便に乗った、無事に帰れるかしら。 真っ暗で吹雪、バスの方が安全だったかなあー。 それでも飛んだ。 若い男女の人達はすぐに眠り込んでしまう。 

私は不安で心配で、真っ暗で吹雪が窓を打つ以外何も見えない中を飛ぶ飛行機で、シートベルトをしっかり握って何も見えない外を見ていた。 地獄へ向かって飛んでいる感じ、それにしても若い人は度胸がありますね。 ハイテクを信じているのでしょうか。

ラスベガスのネオンの町が見えてきたときには、ほっとしました。 それにしてもハイテクは凄いですね。 計器飛行ですもの。  次ページ