山小屋で待つこと3時間、 お天気はまあまあ、 夜中の1時過ぎ、 一本の白い筋が天空をスーット横切った、と思ったらそれが左右に広がって、あっという間に揺れ出して、ひらひら舞いはじめ、そして天空一杯に広がって、カーテンのように揺れて、上空から槍が振るように、降りてきた。そのスケールの大きさは比較できないくらい素晴らしい。 地上から100kmで、天空に向かって800kmという。 すごーい!思わずうなってしまった。 

カメラのシャッターを合わせたが、寒さでシャッターは下りない。 もたもたしている間に、消えてしまった。 また出ないかなあ。 その後小さいのが現れた。 でもそれで天空のファンタジーは終わり。 消えてしまえばあっけない。 ほんのり青白い色です。 だからモノクロということでしょうか。

青黒い空に純白のベールのようなオーロラ。 赤はほどんと見られないという。 エスキモー達は赤は血の色、赤いオーロラは戦争か火事を意味するということで、不吉の前兆という。 でも願わくば赤や緑を見たいものです。 そのためには一ヶ月くらい滞在しないと無理かしらね。

翌日期待してまた山小屋へ、でも吹雪です。 雪がしんしんと降ってどうにもならない。 明け方まで粘ったがしかたないので、あきらめました。考えて見たら、こんなに雪が積もって寒いということは、天候は雪か吹雪か曇りか雨か晴れ。 月明かりが強くてもダメ。 6分の1の確立ということですね。 一回でも見えたら良いと思いましょう。

14日はもう帰国の日です。 このコテージは自炊形式。 自炊のいやな方はレストランがあります。でも朝からというわけにはいかないの、で缶詰やパンなど途中のスーパーで購入するか、日本から持参するかすれば間に合います。果物は日本からというわけにはいかないでしょう。  

昼間はひたすら寝て、夜に備えれば良いし、時差は夜起きていれば、日本と同じになるから辛くないですよ。

帰りは逆のコースで、フェアバンクスからアンカレッジ回り。

アンカレッジ一泊で観光です。

アンカレッジ上空の雪原です。 いかにも寒そうです。

 

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