家の内部を案内してくれました。一番は仏教を祀ってある部屋です。これはチベットに行った時も同じでした。
ブータンでは当たり前に公開しています。しかしチベットの民家では隠し部屋に祀ってあります。つまり、中国に支配されていますから、自分達の仏教を公に出来ないのです。 中央にお坊さんが座すように立派な座席がしつらえてあります。一家の誰も座る事は出来ません。それほど敬虔な仏教徒です。

台所にはレンジ、電気炊飯器、ガスレンジ、冷蔵庫、洗濯機、何でも揃っています。今流です。

子供が5〜7人いる時代は一家に一人はお坊さんにならなければいけないそうです。6歳くらいに決めて、修行に出ます。学校には行きません。僧院で仏教のお経の勉強をします。成人して、妻帯したくなって、逃げ出しても、勉強していないから、仕事がありません。大変な時代にさしかかっているようです。この10年位から子供を産む数が減り始めているといいます。2人位ではお坊さんになる人が出なくなりますね。文明の発展はブータンにも否応無しに迫っているようです。義務教育の制度は無いといいます。勉強すると、農業を継ぐ人がいなくなるので、勉強させたくないようです。軍隊の制度もありません。6000人位いますが志願者です。

右の写真、民家の庭先。ブータンの人のように似合っていますね。 次ページ