8月3日、最初はソフィアから、南へ120kmのリラの僧院見学です。世界遺産に指定された有名な僧院で、リラ山(2795m)の麓にあり、ブルガリア正教の総本山です。 田園風景の曲がりくねったガタガタ道を揺られて行くと、両側はそのうち緑濃い山道になり、突然行き止まりが、僧院の入り口です。

インド系トラキア人が定住、4世紀にはマケドニア人が入植、バルカン半島を支配。その後ビザンチンが覇権を握る。 ドナウ河一帯を農業化していく。スラブ人が入り込み、681年アジア系ブルガリア人が、ビザンチン帝国を滅ぼして、王国を築きボリス一世が、キリスト教を国教とする。 首都をベルコ・タルノブに置いて、僧院の文化が花開く。

1390年、オスマントルコに支配され、500年の圧制となる。

この僧院は、10世紀にイヴァン・リルスキが隠遁の地として、小さな寺院を建て。 オスマントルコの支配下では、キリスト教の信仰はもちろん、書物を読むことさへ禁止されたが、この僧院のみは黙認された。多い時には360人もの僧侶が、全国から集まって、密かに活動していた。 現在は6人だけです。

 

 

 

 

 

時間がたっぷりあって、当時の台所やこの僧院の奥にある博物館や、教会内部はもちろん、回りの僧侶の部屋のある回廊に上ったり出来ました。

右の写真、左に見えているフレリョの塔は、工事中とかで入れませんでした。

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