トリダニー渓谷から15kmと地点にあるマナカ、イスナガの塔、高さ440m。136段の階段がある。
この塔は一人の女性をイスナガ兄弟が好きになり、兄が塔を作り、弟が穴を掘った。より、高く作るか、より深く穴を掘るか競った。長さが長い方が女性と結婚することに。兄の塔は440m、弟の穴は430m。それで兄の方と結婚した。
時間無くて塔には登れなくて残念!。細い階段で一方通行で、時間かかり無理でした。
周囲でひらひらしている白い布は現地の女性達の手作りの刺繍のテーブルクロスやハンカチ、飾り物を売っています。
この塔は奴隷の見張り塔でもあった。
奴隷は動物以下の扱いを受けていた。昼間は働き詰め、夜は首カセ、手カセ、足カセで逃げられない。昼間の仕事中なら逃げられる。
しかし捕まったら殺される。食事もろくに与えられないから、彼らはなんとか逃げることを考えたのでしょう。何とか逃げおうせても住む場所も無い、食べる物も無い。海まで逃げて海に出る。海に逃げても食べる物も無い。集団が大きくなると、海賊になるしか方法は無かった。
海賊になって、道行く人ならぬ、海行く船を襲うようになる。しかし海にそう簡単に船と出くわす事のない。何日も何日も船に会わないと彼らも食料がなくなる。仕方なく陸上の港町を襲うようになる。これが海賊の始まりです。
奴隷は奴隷ハンターがアフリカの西海岸の南側から北上して、黒人を集めて、船底にぎっしり敷き詰めて運んだのです。動物以下の扱いでした。
スペイン人はアスティか王国、インカ帝国を滅ぼしたばかりでなく、このようなカリブ海の島々も滅ぼしたのです。人間の欲望は終わりが無いということか!
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