いよいよ来た! ネス湖!

ネス湖が見えて来ただけで心臓がドキドキする。 北海だけあって寒い。

それに風も吹いている。

水面は鉛色、真夏というのに暗〜い感じ。 水の色は澄んだ透明か、と思ったら真っ黒、鉱物が流れ出してきているからという。

これでは何も見えない。 きれいな水なのに透明度ゼロに近い。

湖の中心の辺りは曲がっていて見えないし、全体にくら〜い感じ。 霧でも沸いて風でも出れば、ほら!あそこ!ネッシーがいる!見えるデショー!

そんな感じ。人の心に宿っている幻想を利用すれば、心眼でなんでも見えてしまいます。

 

私も目を凝らして見ました。 探しました。 見えたような見えないようなそんな感じです。

湖の色が黒いのが騒動の発端ですね。 こんな色でなければ、騒ぎは起きなかったでしょう。

ネッシーを見つけ人には、賞金が出るそうです。 暇になったら探しに来ましょうか?

写真左、アーカート城。 1692年、スチャート王家を支持するジャイコブ派に落ちることを恐れた政府軍により破壊された。

唯一残るタワーハウスに登ると全景が見渡せる。 石積みの残骸が血なまぐさい歴史を物語っている。

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