3時50分セギ半島到着。石コロだらけのデコボコ、ガタガタの岩道を足を取られながら緩いこう配を30分ほど登ります。両側は地元の人達の手作りの人形、キリストの絵、十字架など並んでいます。
「ウラ・キデナ・ミフレット教会」訪問。教会というから西洋の立派な教会を思い浮かべていました。何と藁ぶき屋根の円形教会、門は粗末な土作り。びっくりです。「所変われば品変わる」。ですね。
左の写真、入場門。右の写真、円形(八角形)の教会。「ウラ」は地域名。「キダネ」は聖母マリア、「ミフレット」は慈悲を意味します。14世紀建立。
内部は円形で三層に分かれています。中心の円の中にはアーク(福音書)といわれる文書が入っているので誰も入れません。その外側の円は聖餐式を行う場所。その外側が祈りの場で一般に入れます。
その壁に上から下までイエスの一生、聖母マリアの一生の絵が描かれています。
この絵は変わっています。どの絵も目が異常に大きく、子供の顔に見えます。しかし良く見るとエチオピア人はこのような顔立ちだという事が分かりました。
目がぎょろ目で突き出ています。大人の顔です。その国々の姿を現しているのです。
極彩色で鮮やかです。左の写真のようにカーテンで覆っています。フラッシュ撮影禁止ですから暗いです。保護しています。
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