最初に外国旅行を考える場合、たいていの人は近いリゾート地のハワイなど。ブランド品を買いたい人はアジアの国々、本場に行きたい人はヨーロパとなります。 パリ、ローマ、ロンドンなどの主要大都市を巡り、主要な観光地を回って、石造りの歴史のある建造物や彫刻類にカルチャーショックを受ける。 そしてブランド品を買いあさって帰る。 それで海外旅行の魅力のとりこにはまって行く。 

他人事のように書いたが、私もその一人、ブランド品にはあまり興味はないが、歴史にはものすごく興味を持っているので、少なからずカルチャーショックを受けた。 
帰りの飛行機の中で、次に行く国を物色するありさまになってしまった。  

ヨーロッパは個人的に歩いても、大変楽しいし危険もないが、リスクもある。 フランスのパリは航空会社にもよるが、ヨーロッパに行く場合大抵入ってしまう。 パリは三回目、今回はまだ行ったことのない北西フランスに絞って、個人旅行をした。 モンサンミッシェル、ロアール古城、フォンテーンブロー、パリの順で旅しようと思います。

1998年4月3日、格安航空券でモンパルナス駅前のメリデアンホテルを日本から予約する。 初日のみは宿は予約しておいた方が心配ない。 遅く着いても安心だから。日本で予約しただけあって立派な室、二部屋続きのスイートルームにトイレが二個付き、こんなに豪華でなくてもいいのにね。 

個人旅行の場合は、日本で時刻表を取り寄せて、入念な下調べが大事。 ユーレールパスは短い距離しか利用しない場合は割高にな。 

今回はフランス北西のみの使用だから、購入しなかった。 ドゴール空港からバスでモンパラナス駅行きに乗る。 モンパラナス駅を選んだのは、レンヌまでの列車が出るから。 レンヌからモンサンミッシェル行きのバスがあるからということで、モンパラナス駅前を選んだ。 

4日、早朝のTGV(約2時間)に乗る。 真っ直ぐレンヌへ、レンヌに到着。 駅前で当日泊まる宿の確保。駅前にたくさん安ホテルがある。ガラガラに空いている。きれいそうなホテルを選んで、お部屋と価格を決める。 その際必ず部屋を見せてもらう事。 見て確かめてから決める事。 

モンサンミッシェル行きのバスを確かめて、宿に荷物の預かりを頼んで、貴重品のみ持ってバスへ。 日本で調べておいたのと少し違う。 路線バスなので、小さい村の中を通って走るので面白いが、緊張感もある。 村の人々の乗り降りがあって楽しい。 1時間30分位でモンサンミッシェルへ。

正面にモンサンミッシェルの偉大な姿が

見えてきた時には、緊張感と疲れは

いっぺんに吹き飛んだ。 すごい、すごい 

昔は陸と離れていて、道がなく潮の干満

で道が出来たりなくなったりした。 

今は立派な舗装道路があり、駐車場

もある。 

モンサンミッシェルは巨大な要塞。

お城のその後牢獄になり後、修道院に。 

修道院のころは数多くの巡礼者が訪れた。 

潮の満ち方が速く、命を落とす巡礼者も

多かったと。 以前は島全体が水に

囲まれて、自然の要塞となってくれた。

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