帰りのバスの時刻をしっかり書きとめる。 一本しかないからこれを逃がしたら大変。 タクシーもない所だから。 

入り口の門をくぐって料金を払う。僧院までダラダラ坂を登る。両側にお土産屋が軒を連ねている。 

左、お城の入り口。 巨大な石の柱。太さのものすごさ。 階段がズーッと続いている。 すべて巨大、あの高さの物を作るのだから基礎は頑丈でなくては倒れてしまう。

右、屋上にある修道院。 説明がないから、本を片手に「ああそうかな」とか、「これかな」とか思いながら巡る。 ただ時間に急かされないから、自由に好きな所をゆっくり回れる。 

8世紀初頭、アブランシュの司教の聖オベールが夢の中で聖ミッシェルのお告げを聞いた。「この地に修道院を建てよ」、と長期の難工事で完成した僧院で、おおくの巡礼者がこの島を訪れた。

百年戦争の時は、英仏海峡に浮かぶ要塞として活躍。 ナポレオン戦争の時は牢獄として使用された。  

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