シンタグマ広場のミトロポレオス大聖堂。 アテネを代表するギリシャ正教会。1840年から55年かけて造られた。大統領や国家的行事のある時使用される。聖堂内にはトルコ戦争で犠牲になった大司教の墓廟がある。
シンタグマ広場。 町の中心にある。ここからいろいろな方向へ見学のコースを考えると良いでしょう。とても穏やかで楽しい場所です。
このあたりはお店やレストランがたくさんある。 宝石店がたくさんある。
買うつもりもなく覗いていたら、ある宝石店で中年の女性の店員に、流暢な日本語で話しかけられた。 以下は彼女のお話しです。
「十数年前ツアーでギリシャに来た。あまりのすばらしさに我を忘れ、それに素敵な彼と出会えて、日本へ帰らないでそのままギリシャに残ってしまった。 今はこのお店をやっている」、と言っていました。
そんなにギリシャがよかったのかしら? いや彼が良かったのでしょうね。 それにしてもおませな人ですよね。 それとも彫りの深いギリシャ彫刻のような男性の魅力に参ったのでしょう。 ごくろうさまなことです。
大聖堂から西の方にあるローマ時代のアゴラへ。 アゴラとは「市場」という意味。 ローマ時代初期の物。 正面の八角形の建物が風の塔で水時計になっていた。 水面の高さで時間を計るという。
塔の4面は東西南北を表し、壁の上にはそれぞれの風の神さまが浮き彫りされている。
背後には大きい庭がある。 この庭は柱廊で囲まれていていた。 大きな門はアゴラの一部として作られたものでB.C.1世紀の物。
この後ろにハドリアヌス帝の布告が刻まれている。
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