2019年11月3日、ベリーズ観光後国境をバスで越えグアテマラ入国。入国審査場通過後グアテマラの現地ガイド五十嵐みどりさんと合流。グアテマラ北に位置するティカル国立公園内にあるホテルに宿泊です。
11月4日、早朝4時起き。ティカルの一番高い遺跡まで日の出を見るために真っ暗な中、1時間緩やかな傾斜をジャングル内を上ります。時々小動物が横切りドキッとします。
道は車が通れるほどの幅で簡単な舗装がしてあります。一応歩きやすい道路ですが懐中電灯の明かりが頼りです。
最後は神殿の脇に取り付けられた鉄製の200段の階段を登ります。登りきると神殿の最上段に出る。突然視界が開けます。薄明りの中急斜面で滑りそうな神殿の回廊を手さぐりで石の階段に座ります。
何と先客が沢山訪れています。物見高いのは日本人ばかりと思ったら大きなカメラを持参している白人達も沢山おります。
早朝とはいえ寒いです。しかしこの登山で汗一杯です。
急斜面の石の階段は狭く、一番下の段は幅が1m位しかないので腰を引いて気を付けて移動します。怖くて階段の上まで上れません。
石の段に座って日の出を待ちます。明るくなってきましたが霧が深くどんよりと曇っています。明るくなり始めると動物の鳴き声、唸り声がジャングル中から響いてきます。
野生動物にとってはこれから寝る時間です。霧が晴れる事を願いじっと待ち続けます。日の出は5時58分ですがご来光は拝めませんでした。残念!しかしこの広大な霧景色は他では拝めません。
左に写真、テラスの一番端です。これより奥へは行かれません。鉄製の枠で閉じています。危険でしょう。そこに黒い実の木がありました。
6時20分、諦めてみなさん帰り帰り始めました。私達も続いて下山です。ティカルのホテルは二連泊。日の出ツアーは一回だけ。明日にしていたら晴れるかもしれないと思いながら黙々と同じ道を下山です。
恐らく添乗員とガイドさんは現地の天気予報や今までの経験やらで苦渋の決断だったと思います。もし明日天気が良ければ問題が発生しそうですからね。
遠くに微かに浮かんで見えているのが朝食後見学する神殿です。その項で詳しくお伝えします。 次ページ