1996年8月31日、マカオから香港へ。中国に返還される前に訪問しておかないと、と思い立ち、急遽この二カ国訪問の旅に出かけました。空港は街中の高層ビルをすり抜けるようにして、離着陸する啓徳空港です。九龍と香港島を結ぶ地下自動車道路は出来たばかりです。

ところが飛行機とホテル、半日観光付きのコースですが、その半日観光が曲者です。観光はそっちのけでお土産屋のお店のみ優先です。

マカオもその通りで、観光1時間、お店2時間です。観光はバスの中からの説明で通りすぎるだけ。

マカオから高速船で香港の港に着いたのは午後1時30分。それからお土産屋のお店を4箇所入る。宝石店、免税店、薬屋、小間物屋で、観光は写真の通り暗くなってからです。文句を言っても、「大丈夫、大丈夫。 間に合うから」、と言うのみです。間に合うでしょうけれど、何も見えなくなるでしょう。 彼らにとっては観光より売上が大事、お客が見えようが見えまいが、どちらでもいいのです。

 

 

 

香港島のスタンレイパーク(赤柱)。欧米人好みの赤、黄色、青、緑の原色を使っての中国風建造物で、昔話の意味のある建物と思います。回りはお店やお土産物屋、食べ物やで賑わっています。 欧米人に人気があるらしい。

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