4月5日、デリー観光。 ガイドはホテルから外に決して出ないようにと、きつく念を押す。理由は特に言わないが、異国で事件にあったら心配だからでしょう。 しかし出るなと言われれ、ば怖い物見たさに出たくなるのが悪い癖。
朝早く散歩に出た。 少し裏道に入る。 驚いた! 道路の到るところに、人間が寝ている。 しかもお風呂に入ったことのない姿。 その上排泄物が到るところにあり、うずたかく積み重なって乾燥して黒く固まっている。
その横で道路に座って、手掴みで真っ黒い手で食事をしている。 臭いも強烈。 それ以上歩く気が起きず早々にホテルへ退散。 ガイドの言ったわけが分かった。
この当時の話だから、今はきっとアジアはどこもきれいでしょう。 ところが去年インドに旅行した友人に、この話をしたら、「今もその通りよ。」 と言うことです。
やはりカースト制が根強く残っているのですね。 可愛そうに、スーダラに生まれた人は一生スーダラで、結婚も同じ階級の人としか出来ないと言う。 ひどい制度ですね。
ホテルの正面玄関からお迎えの車に乗ったのでは、このような所はわからない。 良い所しか案内しないから。
上、入り口。クプト.ミナール デリーの南14kmにある、デリーの代表的な遺跡。 デリー最後の王朝ラール.コットの跡地。 右、遺跡跡。
その右奥にチャンドラグプタ王の錆びない鉄柱が建っている。