大ストーバ。遺跡の一番頂上にある。 回廊を上がる度に、大きな仮想の動物の口(門)をくぐる。 巡礼者の過去の災いを飲みこむという。 
第4回廊から上がると急に広い円形の場所にでる。 

回りが見渡せて密林がどこまでも広がる。 中央には大ストーバがある。 回りのストーバの中の仏像が拝める。 みんな窓から腕を入れて、その仏像の右手の薬指に触って、何やら祈っている。 願い事がかなうという。 すごい人でひしめき合っていた。

 

 

 

ひし形の窓は不安定な俗界の人の心を表し、正方形の窓は安定した賢者の心、窓のない大ストーバは「無の世界」、に収束される。 

この遺跡はまだ謎で、何に使われたかはっきりわかっていない。 僧侶の祠、王の墓、寺院、王朝の廟など、謎が解けたらノーベル賞ものかな?

でもこんな密林の中で、蚊に刺されてマラリヤになるのが関の山。止めておいたほうがいいよね。 

上、全景。 なかなか大きくて全部入らない。

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