今回の旅の説明はキリスト教徒でない者には大層難しい。旧約聖書、新約聖書、キリスト教の歴史、ローマの歴史、十字軍の歴史、ビザンチンの歴史、中近東の歴史、第二次世界大戦後のアラブ諸国の歴史など、歴史が深すぎて変な解説は出来ませんから省きます。
またイスラエルでは南方の戦争状態のガザ地区や、その近くのベツレヘム(キリスト生誕地)への観光は、残念ながら危険で出来ません。
右側の小道を下って行きます。石灰岩の白い舗道ですが、傾斜が急で表面が磨り減っていて、滑りそうで大変危険です。 底のしっかりした靴がお勧めです。
谷を下りたあたりにゲッセマネ、(油絞りの意味)の園、イエスが危険を知っていながら逃亡せず、ユダの裏切りで逮捕された場所。
入り口に2000年前のオリーブの木。 ローマ軍が攻め込ん時、すべてのオリーブの木を焼いた後に植えられた物。
1600年前が本当らしいが、あるガイドが2000年前と説明してからそうなったとか、いずれにしても2000年も生きる、とはすごい。
イタリアの痩せた傾斜地の細いオリーブの木しか見ていないので、こんなに太くたくましく生きているとはね!
右の写真、万国民の教会。 苦悶の教会ともいう。
4世紀の教会の上に建てられた、現在の物は1919年建造、内部にはビザンチン時代のモザイクが残っています。
最後の晩餐を終えたキリストが、弟子に見捨てられ、血の涙で祈った教会。
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