6月12日、モーニングコール6時、準備の遅い人は5時半起きです。5時半に起き出し用を足そうとしたらいきなり停電。停電になると水が出ない。シャワーも使えない。手も洗えない。薄明るいから見えるけれど。髪を洗い始めた人はシャンプーでべたべた。お湯も水もストップで悲鳴を上げてもどうしようもない。ペットボトルの水を二本使って洗い流したとか。トイレには閉口する。臭いも残るし。

フロントに電話で苦情を言おうとした添乗員は電話が通じない。慌てて鍵を持って飛び出したらエレベータもストップ。階段を駆け下りて交渉に。戻って部屋の鍵を開けようとしたら、自動ロックで電気が来ないと開かない。青くなったと言ってました。30分程で電気が通じて何とかなりました。電気が浸透して、如何に電気の素晴らしさを享受している文明社会の凄さを実感した次第です。

7時30分、カラコラ発、スカスカ溪谷へ。3時間30分のバスの旅。スカスカとはロシア語でお伽噺という意味。キルギスのグランドキャニオンとも呼ばれる赤い岩が連なるような光景。

今日は明るいお天気。昨日とは全く違いホテルの窓から天山山脈の霊峰が輝いて見えています。イシククル湖もきっと輝くようにきれいなのでは?残念です!

出発して数十分後また天候は怪しくなる。山の天気は気まぐれです。イシククル湖の南側を西に向かってスカスカを通り、首都ビシュクケへ移動します。湖に近づくころは天候は曇りになる。




















天山山脈側は晴れていますが薄っすら雲がかかっています。

高速道路が無いため、ガタゴト道を走ります。移動に時間がかかります。イシククル湖の周遊道路は中國資本で造られました。二車線の真新しい道路です。

ソ連崩壊後いち早く中國が干渉し始めています。もちろん中國は道路を造りキルギスに借金を支払わせています。力の無い国は中國の思うつぼです。アフリカもすべて中國に網を掛けられています。




















上の写真、天山山脈が絵のようにきれいです。下左の写真、カラコル到着近くのイシククル湖です。半分晴れてきれいな湖が広がります。

右下の写真、ソ連時代の軍事施設が遠くに見えています。カモシカの前で。背後は当時の戦闘機でしょうか?












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