ビシュクケ9時00発、世界遺産の天山回廊の交易路網見学です。トクマクから2時間のバス移動。いよいよシルクロードの玄奘三蔵法師(602~664年)が通った道です。アクベシム(砕葉城)跡見学です。

期待で一杯です。天候も良く左側に天山山脈がしっかり見えています。両側は草原と畑が延々と続きます。右の写真畑の土手の中を緩やかな坂を上りながら歩きます。草だらけの中です。お城の跡とか?





















6世紀~12世紀のアクベシム遺跡です。土手のようになっています。近年仏教遺跡が発掘された。唐代の砕葉城という事が明らになったといいます。

629年にインドに向かう玄奘三蔵法師がここで突厥の王に会い、歓待を受けたと「大唐西域記」に記されています。

三蔵法師の旅はラクダ5000頭を連れての行列で、先頭がイシククル湖(東西180km)の西の端を出発する時は一番後ろはまだ東の端に着いた所という程の距離でした。

インドに到着後お釈迦様のサンスクリット語で書かれた教典の657部の教典を頂き、それを唐の長安(西安)に16年後の645年に持ち帰り翻訳したという。

その翻訳した教典を日本の空海、最澄たちが日本語に翻訳して、仏教を広めた。

巨大な仏教大仏が発掘されましたが大き過ぎて持ち運び困難ということで、三個に分けて解体してロシアに運び、エルミタージュ美術館に展示してあるといいいます。

目ぼしい物は発掘したロシアが自国に持ち去ったということです。返還してもらうよう要請しても発掘して見つけたのはロシアだという事で返還には応じないといいます。強い国はあくまでも強い。

この辺りが謁見の場とか?浴場とか?回廊とか?いろいろ説明がありましたがご覧の通りの草生した土手では空想の範囲を絶しています。空虚な空間が広がっているだけです。余りにも虚しい~!

掘ったらもっと何かが出土されるかと、日本の考古学の先生達と現地の大学が計画しているといいますが?どうでしょうか?


















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