4月8日、クラフク郊外のアウシュビッツ収容所とビルケナウ収容所見学。  ポーランド語ではオシフィエンチムといいます。

心臓が止まるような思いで、バスに乗って訪れました。 ガイドの話にみなシーンとして話声はありません。

アウシュビッツの建物が見えて来ました。 どんなにか悲惨で暗く惨たらしい物と覚悟してきました。一度は見学したいと思っていました。

でも感覚と事実は随分異なります。 歴史の風化でしょうか? 入口には博物館風のきれいな建物があり、絵葉書や解説書など売っています。それに大勢の見学の団体が、大型バスで次々訪れて、順番待ちで並んでの見学です。 特に白人達の見学者は若い人が多く、学生や高校生、中学生達です。 道路もきれいに掃除されています。 砂利道ですが多くの見学者のため固くなってきれいになっています。

 

なんだか検討違いな感じです。 左は有名な入場門、Bの字が上が大きくなっている。

アウシュビッツのユダヤ人虐殺については、今までいろいろな文献、映画、TV、その他で有名です。みなさんよくご存知と思われますので、あえて書きません。

見学して来て感じたことのみお知らせします。

博物館の奥で記録映画を上映しています。 これは当時の物ですから、白黒で凄まじい。

ガイドは日本人の中谷剛さんです。彼は人類愛のようなお話をなさいました。 神様でもなければ無理でしょうね。現在のイスラエルとパレスチナを見れば分かります。また彼は日本人の見学者は壮年の方ばかりで、もっと若い方に見てほしいと言っていました。

右の上の写真、一番奥にあるガス室とその横にある人間を焼いた焼却炉です。 実際は暗くて見えなかったのですが、写真にしたら良く見えます。 そごくおぞましい、ガス室で殺した人間を焼却するのに間に合わず、そのうち埋めたという。  次ページ