上の写真、殺された人々の遺留品です。 次のページにある写真のようなレンガ造り建物に、教室のように大きな部屋に大きなガラスがはめられていて、その中におびただしい数の遺品が展示してあります。
メガネや櫛、飯盒などの日用品、 かばんのコーナー、義足や義手のコーナー、子供の服と靴のコーナー、大人の靴のコーナーなど、障害者は役に立たないということで最初に殺されました。
しかしあまりにも過去になりすぎて、実感が沸いて来ません。
次々見学の団体が来るので、追いたてられるように見学するのでは、感傷に浸っている時間はありません。 地下室には牢があるのですが、狭い階段の上がり下りも一列縦隊で、次々と訪れる見学者のために体を斜めにしながらすれ違います。
牢は小さな窓一つで薄暗い、便器が片隅にあるだけ。
ある方が、「こんな牢なら日本でも悪いことはしないでしょう。 今の監獄は三食昼寝付き冷暖房完備で、風呂は一日交替だからね」、と言っていました。 その通りでしょう。 人権中心ですからね。
内部はコンクリートもきれいで、昔の感じにしては出来過ぎています。