8月11日、アンマン。 メリデアンホテルの前で、皆既日食の日。 11時から16時まで外出禁止、ホテルから出てはいけないということです。 驚きました。 日食なら逆にみんな大騒ぎして、いろいろな角度から見ようとするのに見てもいけないらしい、たたりがあるという。価値観の違いだから怒るわけにもいかないが、この時代に時代錯誤もはなはだしい。
せっかく珍しい国にきているのに、昼の一番良い時間にホテルに缶詰ではもったいない。 それで自分たちは外国人だから、ヨルダン人ではないからと、考えて町に出かけた。
驚いたことにはお店は全部シャッターが降りている。会社は休み、公官庁もお休み、学校も休み、その上自動販売機にも黒い布が掛けられている、車は少しは走っていたが、だんだん少なくなってきた、人はぜんぜん歩いていなくて、まるでゴウストタウンのようです。
右の写真、メリディアンホテルの前で、ツアーのお仲間と。
遠くに大きな立派なモスクが見えたので、そこまで歩いて見てから帰ろうとしたのですが、パトカーに乗った警官に、「どこへ行くのか? 早く帰るよう」に言われた。 「ホテル」といいながらちょっと怖いかなと思いつつ歩いた。 モスクのミナレットから、空襲警報のようなサイレンが数回発せられて、だんだん恐ろしくなってきた。
次ページはもう少しで、兵士に銃で撃たれそうになる。恐ろしい場面。