午後ニースのフラワーフェスティバル見学。
ホテルは英国人の散歩道に面した公園通りで、海に面した最高のロケーション。
海岸通りに、お祭りのパレード観覧用の座席が、1キロにわたり作ってある。
割り当てられた座席で見学する。 海から風が吹き上げて寒い、寒い、山の方は小雪が舞っているという。
2時30分、パレード開始。 ブラスバンドのお囃子隊、ブラジルのサンバ風踊り子の列。
その合間に写真のようなお花で飾った車に、美女が満面の笑みを振りまきながら、ミモザの黄色い花を観客に向かって投げる。
観客は無我夢中で、手を伸ばしてそれを受け取る。
このような山車が踊りやお囃子、張り子の人形の車が次々通る。
群集心理とは恐ろしい。はじめはお花を取っても旅人には家まで持って帰れない、しかし周囲の人達が我を忘れて争って取るのを見ていると、いつしか自分もその中に入り、必死に受け取り始める。現地の子や女性に譲ればいいものを。
数回お花の山車が回るうちに、花がミモザからバラ、チューリップ、菊、蘭など高級な花に代わり、パレード終了時には、花の山車は見るも無残な残骸の山車に変わりはてています。
写真、パレードで受け取ったミモザの花、黄色いバラ、黄色いチューッリップ。
結局、翌日朝、ホテルに飾って出発することになる。 ばかだなあ〜。
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