上海の外灘。1990年に来た時はすごかった。 回りは真っ暗な草ぼうぼうの道と汚れた公園に、行き場の無いカップルが抱き合っていて、暗いからちょうど良い感覚でした。  大きい一間の土間の家に、親族一同が住んでいるのですから、若夫婦は公園で子作りするしかなかったようです。

それを眺めている輩がいて面白かった。また乞食に後をつけられて大変でした。

路線バスでは、人民元が使用されていましたからね。

道路は工事中のとこらがやたら多くて、埃っぽくてひどかっ。 高い建物はなく街灯もなく侘しい感じでした。

1997年、三峡下りの帰りです。 それがこの写真のような変わりようです。 外灘の向かい側などすばらしい高層建築群ができています。

右の外灘の公園は出来たばかりで、タイルがピカピカ光っています。

最近は夜、ライトアップしているという。全く変わった。 この時期はまだライトアップはしていませんが、通りは明るくなっていました。

右の方のイギリス統治時代の建物も、すっかりメンテナンスされて、きれいになっています。 乞食も見かけなくなりました。 

最近はもっと高層建築が出来て、また高速道路や地下鉄の整備も進んで、国際化しているようです。

今回で中国は大分回りました。 それに随分変わりました。 すっかりきれいになって、あまり変化が無いと行っても面白味は無いですね。 2000年雲南省に行くことになりますが、それはそれは見違えるようなきれいさでしたよ。 でも住んでいる人間の習性は変化していない。 スリにやられた!信用してはいけない!

次は北の方の旅順、長春、ハルビンあたりか、黄山近辺くらいでしょうか。   中国  東南アジア