ワット・プラケオと同じ敷地内にある王宮。 20万平方kmの中にいろいろな建物がある、 チャクリー・マハ・プラサート宮殿。

王宮の真中にある白亜の宮殿。 ラーマ5世によりチャクリー王朝100周年を記念して建てられた。 1階から3階まではルネッサンス様式、屋根から尖塔まではタイ様式で、折衷型となっています。

現在は1階の武具のみ、一般公開されています。

右の建物、ドウシット・マハ・プラサート宮殿。 1789年ラーマ1世により建造された。 歴代王の戴冠式に使用されている、白亜の壁に極彩色の屋根を乗せたチャクリー王朝初期の建築様式。 内部には巨大な仏画があり、中央にはラーマ1世の玉座や謁見台がある。 回りは金箔や金泥で覆われています。

タイの中ではこの辺が最もきれいで、整備されている場所。 近くには公園もあるし、王宮前には外務省もある。 隣にはワット・ポー寺院(寝釈迦寺)がある。 人も少ないし、うるさくないし、車も入って来ないし、良い場所。 もっとも王宮前だから当然でしょうね。 

ワット・ポーの向こう側。 チョオプラヤー川を渡るとワット・アルン(暁の寺院)がある。 時間があれば、この辺をぶらぶら散歩するのも楽しいでしょう。 ただ暑くなければね。

ツアーですと死にそうに暑くなったころで見学が終わり、クーラーの効いているバスに駆け込めるから良いが、個人旅行ですと、東南アジアはまだまだクーラーの設備のある場所は少ないから、骨の髄まで暑くなり、頭はボーっとしてきて思考能力が落ちてくる。 このような時が危険、騙されるか、入らない物を買わされるか、するから要注意です。 この当時はクーラーの効いているバスは外国人向けで、現地の人達は自然の風の状態です。 

午後は水上マーケットへ、買い物と見学へ。 チャオプラヤ川の支流が沢山ある中の一つへ。 両サイドに水上生活者の家々が軒を連ねています。 木を渡して行き来しています。 体を洗っている子供や髪の毛を洗っている女性 隣りで野菜を洗っている。 少し離れたところでトイレをしている子供、お米を研いでいる人もいます。 

へさきに座ったら水しぶきがかかり思わず口を覆う、すごい、すごい、と皆さんが言っていたのはこのことでしょうか? 確かにすごい。汚物が浮いて流れてくる横で、野菜や食器を洗っているのですもの。 水は黒く光っていて凄い、物売りの舟が近づいてきて、帽子とかいろいろ勧めます。

水上マーケットは水の上に板を渡して土台にしたようなもの。 隙間から汚い水が見える。 物を買うどころではない。 足元に気をつけて歩くのが精一杯です。 こんな所に生活していて、よく病気にならないか不思議です。 この見学は強烈な印象を残しました。

バンコックの町はもう少しゆっくり見学したいが、時間に制約があり、ここで終わりで残念です。 午後の便で、古都チェンマイへ。 北部のタイはどんなかしら。
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