マケドニアに行きたいなあ~、随分前から思っていました。次の外国旅行は絶対マケドニアと決めていましたが、思わぬ病気に見舞われて、3年間の療養生活を強いられて、やっと今回マケドニア旅行が可能となりました。

 何でマケドニア?その国に何の魅力があるの?そんな聞いた事もない国にわざわざ行かなくても?そうではないのです。歴史の大好きな淳子ちゃん、とりわけアレキサンダー大王は中学時代の社会科の教科書に大王の偉大さが書かれていた時以来とりこになりました。彼は若くして中欧諸国、インド北部まで攻略し、現地住民と民族融和作戦で現地人を治め、偉大な大王でした。しかし一匹の小さなハマダラ蚊には勝てず、26歳の若さでマラリアで亡くなった。その大王の生まれ故郷の国、絶対尋ねてみたいとずうっと思っていたのです。マケドニア単独で行くのは難しいので周辺国が含まれているツアーを探しました。あったね!バルカン半島5か国巡り!よし!これだ!

 知人に話したら、「バルカン半島ってどこにあるの?」「ギリシャの北の方」。「何がいいの?」「アレキサンダー大王に会いに行くの?」「あなた、頭、変でない?」「そうかなあ?」遺跡を訪ねに行くのにね。アレキサンダー大王は何世紀も前の方、まさか生きているわけないでしょう?

 2015年10月12日出発、21日帰国の10日間の旅、ボスニアヘルツェゴビナモンテネグロアルバニアマケドニアコソボの順に出かけることになります。
中欧諸国はシリアのイスラム過激派組織が暴れまわり、多くの難民、移民が自国を逃げ出して、ヨーロッパに流れ込んでいます。その通り道になっています。これらの国々は貧しくて特に何の産業もなく、鉱物資源もありあせん。ユーゴースラビア紛争で小さな国に分かれてやっと国のあり方が出来上がったばかりの新しい国々です。その難民移民が豊かなドイツ、フランスを目指して通り過ぎて行く。危険ではないかな?不安はあったが、観光地には難民移民は来ないでしょう。

 2015年10月12日、成田発22時30分、トルコイスタンブール着13日4時40分、イスタンブール発7時ボスニアヘルツゴビナのサラエボ着8時50分、時差7時間、長いフライト、無事に到着です。

 サラエボといえばまだ記憶に新しいサラエボ紛争のあった場所です。どんなに荒廃しているかと思ったのですが、飛行場は真新しくそんな様子は伺えませんでした。飛行場を後に、一歩入国すると、道路は至る所穴だらけ、舗装もでこぼこ道、水たまりも多くまだまだ復興は遅れている感じです。

 サラエボ市内に入ることなく、一路ヴェシグラードの町へ、観光に向かいます。次の観光のスケジュールを考えて、道順のよい順番に訪ねようとする旅行会社の意向です。

 いよいよ観光の始まりです。楽しみです。みなさん、一緒に出掛けましょう!

 左の写真、サラエボの空港、真新しく出来立てです。 次ページ