バルト三国とはどんな国? どこにあるの? バルトというからバルト海に面しているのでしょう。バルト海といえば、スカンヂナビア半島のあたりでロシアに面している辺りですね。寒いところです。それにあまり聞いたこともない国で、日本ではあまり知られていませんね。そういう私もあまり知らないです。旅行案内書でもあまり詳しく書いてないし、小さい田舎町に崩れそうな古いお城と、古い小さな教会が幾つかあるくらいの町の想像でした。 

またこの時期、旅行するなんて危険です。命しらずとまわりの人達に止められました 2001年9月11日のあの衝撃的事件、自爆テロは世界を震撼とさせた。 二機の航空機によるツインタワーの同時多発自爆テロとアメリカ国防省ペンタゴンへの自爆テロ、6000人あまりの人々の犠牲。 

そして10月初アフガニスタンへの空爆開始。超大国が超極貧国への報復。あまりにもむごい事件の連続です。 アメリカはなぜ狙われるのか考えたことあるのでしょうか? 弱い国は強い国に立ち向かう時は、命を賭けたあのような行動をとるしかないのです。 

自国を初めて攻撃された悲惨さを感じたはずです。それなのに連日の空爆で、国をメチャクチャにされている国の民のことなど考えたこともない。 いつも犠牲になるのは女、子供、老人です。 

山と砂しかない国。水もろくにないというアフガニスタン。白人からみたら東洋人は人間ではなく、虫けらなのです。その証拠に「ならずもの国家」と豪語している。ではアメリカは「暴力団の国家」ですか?好きなだけミサイルを打ち込むのも一種のテロではないですか?政治談義はこのくらいにして、危険を承知ででかけることにしました。

またこんな寒い時期に、寒いところに行かなくてもと思ったのですが、暑い時期はバカにお高い。高い料金を出して行く価値があるかということも考えてか、暑い時期はツアーが成立しないから不思議です。 

ツアーにしたのは、旧共産圏はやはり個人旅行は不安です。それでツアーの成立したこの時期に出かけました。 思った通り成田の空港はガラガラでした。これでは航空会社は潰れる訳です。座席も一人で三つ分座れて、横になって寝て行けたので楽でしたが、航空会社は大変でしょう。

 

百聞は一見にしかずとは良く言ったものです。来て見て驚きの連続でした。 ぜひページをご覧下さい。 やはりバルトとはいえヨーロッパに位置しています。 古い建物の素晴らしさや豪華な家並み、教会の立派さ、すごいものがあります。

またバルトの国々は共通の歴史があります。人が住みついたのは古いことです。その後ドイツに占領され、またロシアに占領され、第二次世界大戦では連合国についた人とドイツについた人とで運命が変わり、殺し合いの歴史になりました。 

大戦終了後、ロシアの支配になり、独立のため多くの血が流されて、やっと1998年念願の独立国家となりました。 独立のためそれぞれの国では、それぞれの苦悩や消しがたい苦痛が伴いましたが、それはその国のページで写真と共にお知らせします。

初めの訪問国はエストニアです。バルト三国では一番北です。フィンランド航空で、ヘルシンキでトランジットで、エストニアの首都タリンへ。10時間のフライトで。 時差7時間、タリン着16時です。日本では最も眠い時間です。 すぐバスでホテルへ。やはり外は寒いですよ。冬支度です。エストニア、ラトビア、リトアニアの順に回ります。 

いよいよ明日から観光です。フィンランド航空は最も安全です。 なぜかと言えば命をかけてまで狙う国ではありませんからね。

上の写真、飛行機の窓から、下は雲です。 海ではありません。 右は月です。 太陽が沈みかけています。 オーロラでしょうか? 幾筋もの太い線が走り、ゆらゆら動いています。 夕日を浴びてキラキラ輝いています。 丁度この時期北極と南極に、同時にオーロラが大量に発生したといいます。

タリン(エストニア)、  リーガ(ラトビア)、  ヴィリニウス(リトアニア)。